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  • 2014.07.28 Monday
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「全ての恋は病から」 凪良ゆう / ill.車折まゆ

大学生の佐藤夏市は、いつでも人肌に触れていないとダメという謎のビョーキを患うゲイ。ある日、ミステリアスな雰囲気のサークルの先輩、椎名一貴が隣に越してくる。外見はクールビューティーなのに、椎名は全く掃除ができない汚部屋製造人だった!!「いつもモフモフさせてくれる男が欲しい」「タダで掃除してくれるお手伝いさんが欲しい」ビョーキな二人のお隣さんライフの行く末は…。

積んだままにしていた作品ですが、何故さっさと読まなかったのかと後悔したほど面白かったです!
そしてここのとことちょい年齢高めのカプのお話ばかり読んでいたので、大学生×大学生なのが何だか新鮮でした(笑)
大学生の夏市(攻)は、いつも人肌に触れていたい病を患うゲイの男の子。気になるサークルの後輩を、先輩で王子ともてはやされる椎名(受)に邪魔されてモヤモヤしています。
そのいけ好かない椎名が夏市の隣に引っ越してきて、彼が数カ月で部屋をゴミ屋敷に変えてしまうような究極の片付けられない病の持ち主だということが発覚。
世話好きの夏市はそれを放おっておけず、椎名にもふもふ触らせてもらう変わりに掃除を請け負うという契約を交わすのですが…。

実は私、大学生ものが苦手です。どちらかが社会人だったら別なんですが、キャンパスライフで完結してしまうお話はプロフェッショナルな大人の男好きな私の好みではないようで合わないんです。高校生のような制服萌えとかあの頃限定の青春にキュン…みたいなものもないし、中途半端というか、どこに萌えればいいのかわからないんですよね。(話は逸れますが今後更に規制が厳しくなると、「学生もの」は高校生ではなくて大学生ものが主流になりそうですよね…)
でも! この作品は違いました! 本当に久々のテクニカルヒット!!
そしてこれは大学生ならではの面白さですね。

お話は攻めの夏市視点で進むのですが、夏市の慌てぶりやいっぱいいっぱいの様子がよく描かれていて可笑しいです(笑)。
そして彼が、初めは美人だけど自分の好みではないヤな奴としか思っていなかった椎名にヤられていく過程がよくわかる。契約で始めた関係がいつの間にか恋になってしまっていたという、夏市が予想していなかったことになるわけですよ。
それも仕方がないと思ってしまうほど、椎名はとっても魅力的です。
クールビューティーかと思いきや、未だ童貞だったり性的なことには奥手だったりと意外なギャップが凄くいいんですよ。エロいことをしたい夏市の、そんなの誰が引っかかるんだと思うようなしょうもないウソにコロっと騙されてしまうほど奥手なのがもの凄く可愛い! 普段なら今どきこんな天然記念物並みの大学生がいるかよーとついていけなくなるところですが、この作品にはそれがなくて、むしろ現実には有り得ないとわかっていても乗ってみよう!…という気分にさせられます。
で、興奮したらすぐに鼻血を吹くような男・夏市が、いざエロになるとお前はどこのエロオヤジだといくうらい変態になるのがいい(笑)。言葉攻めがよく効いています(笑)
そんななので、エロはとっても濃ゆいです(笑)

結局は「破れ鍋に綴じ蓋」というやつなんですが、片方が片方の病気を矯正させたりお互いに治していこうとするのではなく、そのままで補い合っていくという姿勢にとっても共感できました。
夏市の奇妙すぎるビョーキに、正直読む前はちょっと引き気味だったのですけれども(汗)それが読了後にとてもいいものを残してくれ結果になるとは思ってませんでした(笑)。
後輩やらが乱入(?)してさてどうなる!? と思わせた後半はちょっとあっけない感じがしなくもないですが、とっても良質なラブコメです。

車折まゆさんのイラストも良かった〜! 特に慌てていたりメロメロだったりしている夏市が可愛い(笑)。活き活きしたイラストがお話を更に盛り上げていると思いました。