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  • 2014.07.28 Monday
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小説Chara vol.27

またしてもうっかり積んでしまうところでした;
今回もシリーズもののSSや連載ものはスルー。
そして読んでいないシリーズのSSが多かったためなのか、今回はちょっと読み応えがなかったような。。読み切りも全然合わないのがあったりして、全体としてはハズレ気味だったかなぁ。


□小説

「学生寮で後輩と」 渡海奈穂 / ill.夏乃あゆみ
★★★☆☆
高校の学生寮を舞台に、優等生だけど人との距離のとり方のわからない春菜とそんな彼に懐いた犬っころみたいな後輩・城野の、まるで少女マンガみたいなお話。
BL小説でひっさびさに高校生ものを読んだ気がします。いつの間にやら見かけなくなりましたよね。
しかも学生寮なんてもう青春ですよね、きらきら眩しい! こういうのが久しぶりすぎたせいもあって、凄ーく新鮮でした。
夏乃さんのイラストもぴったりでいい感じ。この方の絵はけっこう好きです^^

「仮面の秘密」 秀香穂里 / ill.小山田あみ
★★★★☆
久々に秀さんヒット! 今号はこれがいちばん面白かったです。
自分の性的嗜好に悩んでいるリーマン・高森(受)が、交流サイトで出会った男・コウ(攻)に誘わるまま彼の主催する仮面イベントに足を踏み入れてコウに溺れていくけれど、実はコウは…。
小山田さんの妖しさ満点のイラスト効果もあって、仮面バンザイ! な内容でした(どんなのだ)。
コウの正体に普通は気がつくだろというヤボな突っ込みは敢えてしないで愉しむお話ですね(笑)。
男から「かわいい」と言われてときめいている高森がかわいすぎてヤバイw
そんな高森ですがただ美人なだけではなく仕事のできる男なので、お仕事ものとしても楽しめるのがまたいいです。続きが読みたいので文庫化希望!

「二つの爪痕」 宮緒葵 / ill.兼守美行
★☆☆☆☆
健やかな受けが姉の婚約者である義兄とその弟に想われて…なお話ですが、…全然合わなかった;
何よりなよっちいだけの受けに魅力をまるで感じません。
そして姉の顛末がなぁ…。時々見かける女子キャラをこういう形で破滅させるやり方が好きじゃない。。そんな風になっちゃう女子ってそんなにいるのかよと思ってしまって醒めるんですよねー。扱いがヒドイからイヤなんじゃなく、リアリティがまるでないからダメというか。
実はこれが初読みの作家さんだったんですが、…評判いいので期待し過ぎたのか、これがまるで合わないだけなのかわかりませんけど、ちょっとがっかり。

「嘘と親友」 水原とほる / ill.駒城ミチヲ
★★★☆☆
高校以来の親友3人のちょっと複雑なお話。でも、水原作品にしては痛くも猟奇的でもない至ってフツーの内容でした。
正弘の死とその疑惑が、何故残ったふたりが体の関係を持ってしまう理由になるのかがわからないんですが、終盤に明らかになる正弘の真実にじわん…と来るお話でした。

「舟遊び」 松岡なつき / ill.彩
読んでいないシリーズなので未読。
…の分際で、表紙を飾っているのに内容がショートすぎやしないかと思ってしまったんですが。アピールしたかったのは小冊子企画の方なの??
そんで、次号も「HARD TIME」で同じようなことになりそうな予感が…。
このまま人気作のショートが目玉になったらちょっと複雑。文庫に再録なんてこともなさそうだし、余計にシリーズものを嫌煙してしまいそうですよ。。

「公爵様の羊飼い 9」 秋月こお / ill.円屋榎英
未読。


□漫画

「史上最悪な出張命令」 山本小鉄子 / 原作:楠田雅紀
★★☆☆☆
小説のほうは未読です。
が、これもしかして攻めは関西弁なんじゃないんですかね?? それが気になって気になって…;

「雲とガラスと恋もよう」 三池ろむこ
★★★☆☆
主人公×スノードーム作家のほんわかしたショート。
これから恋が始まる感じです。冬らしいお話でした。


…というわけで、全体的にいつもより物足りない読後感でした。
そして前号に続いて今回も付録に付いてきたドラマCD、…こういうの聴かない私は扱いに困ってしまう。。最近雑誌にドラマCD付くことが増えた気がしますが、値段上げるのならやめてくれ〜…と思ってしまうのでした。

「青の疑惑」 水原とほる / ill.彩

捜査に手段を選ばない一匹狼の刑事・九鬼と、笑顔の下に酷薄さを隠し持つヤクザの跡取り・陽介―。正反対だが共に危険な匂いを纏う男二人に好かれてしまった整体医の恭。危ないと知りつつ拒絶できずにいた恭だったが、ある朝医院の前で不審な死体を発見!!事件に巻き込まれた恭は組織に狙われてしまい…!?アウトサイダーな男たちが火花を散らすトライアングルLOVE。

あらずじから3Pものかと思っていたら、三角関係ものでした。でも受けが真性ドM(!)であるために、他とはちょっと違った三角関係になっています。

整体医として静かに暮らす恭(受)。彼に強面の刑事・九鬼(攻1)と優男風なやくざの跡取り息子・陽介(攻2)とが「俺のものになれ」と事あるごとに迫ってくるのですが、過去の男によって命にかかわるようなハードなSMプレイでないと感じられない躰になってしまったという秘密のある恭(受)は、その相手に手酷く裏切られためにもう誰とも関係を持つまいと決めていて、どちらにもなびきません。
折しも恭の整体院の近くでクスリの絡んだ事件が頻発してして、偶然そのクスリを拾ってしまったことで恭も巻き込まれてしまい、それが3人の関係を変えるきっかけになります。

攻めが二人も登場していながらこれ、3Pのシーンはありません。受けがどちらとも関係を持ってしまう三角関係もの。なので、3Pを期待して手にしたら、肩透かしになるかもしれません。
でも、恭が危険なプレイでしか快楽を得られないドM体質なので、プレイ的にはかなりハードです。
SMとか痛いのは割りと何でも大丈夫なんですけれど、私はこれみたいに出血させて快楽を得るようなのは生理的にダメですねー;
SMプレイそのものの陽介×恭にはあまり…だったんですけれど;拉致された先でAV撮影されてしまった九鬼と恭のシーンはエロかったです。っていうか、あんな状況なのに「もっと」と口走ってしまう恭のドMっぷりにはびっくり。そのくらいの真性Mだからこそ、とんでもないシーンでも痛々しさはまるで感じられず安心して読めます(笑)。

どちらかを選ぶのではなく受けがどちらも手に入れる(攻めふたりもそこは了承済み) 、なのに3Pオチにはならない不思議な終着点。3Pオチで終わるよりはこの方がいい気もします。
っていうか、あのふたいりを同時に相手にしたら、さすがの恭も躰が無事ではすまないんじゃないかな(笑)。
でも、恭にはちゃんとどちらかを選んでほしかったかも。
そしてどちらかというと九鬼に軍配が挙がっているように思えました。ふたりが危機的な状況下でやっちゃたからかもしれませんが、何だかんだで恭が九鬼に信頼を置いているのが感じられるんです。あれを見ていると、陽介はちと分が悪い?(笑)がんばれ、陽介!(笑)

ただ、過去に囚われたまま頑なに誰とも関わりを持たずにいた恭が、九鬼と攻めとに心を許した経過がちょっと見えづらかったのが残念。ふたりとのSMプレイが満足のいくものだったにしても、あそこまで臆病になっていた恭が吹っ切れるまでに至るのにはエピソードが不足している気がしました。

彩さんのイラストはキレイですが、BLよりもラノベな作風に合う絵かも。そして総デジタルなモノクロはちょっとくどい気がしなくもないです。この人の絵を見ていると、つくづく自分はアナログを基本にした絵が好きなんだなと思ってしまいました。

「烈火の契り」 秀香穂里 / ill.彩

思い出が眠る島を守りたい!!リゾート開発の視察で、離島を訪れた斎たち不動産会社の一行。案内人は褐色の肌をした島の青年・高良―18年前、この島で夏を共にした相手だ。しかも高良は「おまえは俺のつがいなんだ」と謎の言葉を告げ、斎を無理やり抱いてきた!!拒みながらも、高良の愛撫に囚われていく斎…。けれど突然、チームの一人が謎の死を遂げ!?因習と伝承が息づく島のミステリアスLOVE。

気が付いたら8月も3分の1近くが終ってるんですねー。このひと月ほどBLの新刊で購入する作品がほとんどなくて;たまってきた積読消化月間状態です。
というか、今年も半分以上終ったというのに、まだ「これは!」と思える作品に出会えていない…(新刊に限る)。たいした数を読んでいない上、巷で流行っている作品とは違うものにばかり惹かれてしまう偏った人間なのでそれも仕方がないんですけれどね。ちょっとさみしいです。
今月の後半から好きな作家さんやシリーズなど色々楽しみな刊行が続くので、そこに期待しています!

…なんてぼやきはさておいて、積んでいた秀さんの「烈火の契り」を読んでみました。夏らしく、南の孤島が舞台のミステリーです(笑)。

子供の頃のひと夏を父親の出身地である南の離島で過ごしたことが忘れ難い記憶として残っている斎(受)。勤めている不動産会社で、今は無人となったその離島のリゾート計画が持ち上がり、何とか阻止しようと視察チームの一員として18年ぶりに島を訪れることになります。
斎たちを待っていたのは、現地の案内人・高良(攻)。彼はあの夏を斎とともに過ごしてくれた人でした。
高良との再会を歓ぶ斎ですが、高良は「あのとき血を交わした」とか「お前は俺のつがいだ」と謎めいた言葉を言いながら斎の躰を求めてくる。斎は困惑しながらも、高良に惹かれていきます。
一方、視察チームの面々は生活インフラのない島での滞在にストレスを溜め始め、もともとが意見を対立させているようなまとまりに欠いた集団でしかないために一触即発の気配を帯び始めます。更に島に伝わる不可思議な伝承や因習が一行を増々不安にさせていく。
そんな不穏な空気が流れる中、チームの一人が不審な死を遂げ何者かによって船と無線が壊されるという事件が起き、斎たちは島に閉じ込められてしまい…。

読んで一番感じたのは、作家さんが沖縄好きなんだなーということ。彩さんの濃い目のイラストも作品によく合っています。
一行に起きた殺人事件と斎と高良の因縁という2つの謎が、島に伝わる伝承や因習と絡みながら明かされていくお話で、これは人の心が見せる恐怖なのかそれとも人智を越す力が働いているのかと、最後までどきどきしながら読みました。
便利な文明社会から切り離され人に牙を剥きさえする自然の中に取り残された時、人もまた剥き出しの本性を露わにしてしまう、ということですかね。

そんな、シチュや設定だけをながめているととてもおいしそうなのに、BL的にはいろいろ惜しいところが多くて萌えきれなかったのが残念。
その原因は、BLというよりはミステリーを読んでいるような気分になる内容だったからでしょう。そう、焦点が斎と高良のラブではなく、事件とそして島にまつわる謎解きの方にいってしまっているんですよね。
いっそがっつり因襲ものとして描かれていたなら、BL的には面白かったような気がします。
で、そんなふたりの秘めたやり取りが事件後のチームの人間のエスカレートしていく疑心暗鬼やいがみ合いから遠く離れている感じがして、ちょっとふたつの要素が上手くまとまっていない印象です。

因みにエロは、島のあちこちで隠れてはやらしいことに耽りながら繋がるのは最後の「儀式」までおあずけという、焦らしプレイの連続です(笑)。

ミステリーとしては楽しめましたが、BLとしてはちょっとツボから離れたお話でした。