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  • 2014.07.28 Monday
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「恋愛の系譜」 火崎勇 / ill.小山田あみ

「組を継いで下さるなら、相手をしても構いません」初めて見た彼の笑顔は、冷たく美しく作り物めいていた。―IT企業の社長・穂高はヤクザの組長の私生児。縁を切った父親は忘れて、友人と起業し名のある会社に育て上げた。ところが、父親の使いと称する秘書の白河が訪れる。今更ながら父親の組を継いで欲しいというのだ。穂高がすげなく断っても、白河は食い下がる。「俺に抱かれるなら考えてやる」極道らしくない美貌の白河を揶揄うつもりだった。だが、白河は自らの身体を冷静に差し出して…。
ええと、小山田あみさんのイラスト目当てで購入しました、すみません(笑)。でもでも本作は攻の一人称で書かれていたせいもあってけっこう面白かったです。…何故か攻めサイドで書かれたものが好きなのです(笑)
 
攻めの穂高(32)は大学時代に友人と起こしたIT企業の社長として成功している男ですが、実はヤクザ大角組組長の私生児。そのために苦労を重ねているんですが、もともと前向きなのと持ち前のバイタリティで過去をいちいち振り返らない。そんな彼のもとに、父親の秘書で彼に育てられたという男・白河(受・25)が現れて、父親が脳溢血で倒れたこと、そして組を継いでほしいと告げる。
父を父とも思わず、ヤクザが嫌いな穂高はこれをあっさり断りますが、白河はまるで諦めずそれどころか穂高の会社を巻き込んで脅しまがいのことまでしてくる始末。
おまけに煙に巻くつもりで言った「俺に抱かれるなら考えてやる」という言葉に、「それで継いでくださるならお相手しますよ」と涼しい顔をして返してくる。
ヤクザに育てられ、ヤクザのもとにいるが自身はヤクザではなく、父親に恩ばかりを感じているようでもない白河がなぜそこまでするのか、穂高は彼に興味を持ち、彼本人を知るにつれ、惹かれていきます。そして、白河が本当は何を望んでいるのかをを見極めようと、彼を父親から引き離して自分のもとに住まわせ会社でも働かせてみることにします。
実は白河は穂高の父が原因で両親を失い、引き取り手がなくて穂高の父、つまりヤクザの元に引き取られ育てられたという過去がある。特殊な環境下でしかも親の仇でもある男に育てられた彼は、これをどういう感情で受け止めればいいのか分からないままでいて、いつの間にか本心を表に出さず仮面を被るようになっていた。
それに気付いた穂高は彼を解放してやりたいと思い、ある行動に出ます。

ずっと穂高の視点で物語が進むので、彼だけが知っていることがあってそれ前提で事が進んでいくのでちょっと解りづらい部分があります。終盤の種明かしで、ああそういうことか、とストンと落ちるんですが、解った上でもう一度読むと、ここってそういう事だったんだ、とかいろいろ見えてきて更に面白いかも。
 
普段はつんとクールなのに実は不器用な白河が可愛いです。
そのどこか無防備なところが穂高をメロメロ(笑)にしちゃうわけですが、メロメロなのは白河も負けちゃいません。本編のあとに白河サイドによるその後のふたりのショートが入っていて、白河の穂高への溺れっぷりが書かれています(笑)。そつのないに見えて実は自分の感情すら上手く表せない不器用な白河の姿に、穂高と巡り合えてよかったね、と心底思いました。
それから小山田さんのイラストがイイです。まず口絵がたまらんです(笑)。エロシーンは少なめな作品なのに、ふたりが漸く結ばれる場面などなど、イラストが色っぽさを増している気がしました。

というわけで、エロは少なめですが萌がいっぱいで結構楽しめました。

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  • 2014.07.28 Monday
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