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  • 2014.07.28 Monday
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「FATHER FIGURE」 Guilt|Pleasure

警察官であるガブリエルには秘密があった。自宅のアパートの窓から見えるその部屋に住む男―彼を自分のものにするために、親切な隣人を装って綿密な計画を立てていたのだ。そして真冬のある夜、ついにその計画は実行された!ガブリエルが思いを遂げた1週間、その小屋で何があったのか!?精神分析医・浅野が手がけた一つのプロファイルがここに明らかになる…!英語圏、中国語圏、韓国語圏などで話題のクライムBLノベル、日本語初翻訳。描き下ろし追加イラスト、新たに彩色したカラーイラスト、日本を舞台に浅野が登場する短編を収録。

「In These Words」で注目されているGuilt|Pleasureさんノベル作品。
「In These Words」でお馴染みの精神科医・浅野克哉がNY時代に手掛けたプロファイリングの一つ、という設定ですが、息子×父というガチ近親相姦の、読む人を選びそうな内容でした。

父親を知らなかった警察官のガブリエル(攻)は、父親であるウリエル(受)の存在を知りある計画を立てる―それは、ウリエルを拉致、監禁して自分だけのものにしてしまうこと。
親切な隣人を装って彼に近づき職権を利用して遂に計画を実行したガブリエルは、人里離れた山小屋にウリエル監禁、首輪で繋いで陵辱する。
やがてふたりが迎える結末は…。

いろいろ消化できないことの多いお話でした。
悲劇に終わった結末に関しては、そうなるだろうなという感じでそこまで拒否感ないですが、そんなことにならざるを得なかったのがなぜなのかがまるで理解できなかった。
何よりキャラの誰一人として共感できる人がいませんでした。
これをやらかしてしまったガブリエルは語り始めている段階でもうまともではなかった、と思えば彼の思考や彼がなぜこうしなければならなかったのか理解できなくても仕方がない、と納得はできるものの、他はどうなんだろう。
はじめあれだけガブリエルの行いに抵抗し受け入れられなかった(のは当然なんだけれども)ウリエルが、突然ガブリエルを許したのはなぜなのか、同じようにその息子(でありガブリエルの弟)のフィリップも彼をなぜ許せたのか、この異常な事件の真相を克哉はなぜ現場の小屋でしばらく考察しただけで「理解できた」のか、さっぱり見えてきません。
ひとつひとつの衝撃的な出来事が書かれていても、キャラの心理描写が欠けてしまっているので「なぜそうなったのか」が見えてこないんです。
これはもう圧倒的な心理描写不足ですね。
こうしたお話は衝撃的なシーンやタブーを犯すシーンがあればいいのでなはくて、読み手にそうする他なかったと納得させるだけのものがないとただ後味の悪いだけのお話になってしまうなぁ、と思ってしまいました。
近親相姦やもはや犯罪の域の執着ものは苦手だから、よけい厳しくなってしまっているかもしれませんが;

克哉の登場はお話の終盤と、本編後に収録されている書下ろしSSのみ。
有能な精神科医としての彼の姿が見られるのかと思っていたんですが、拍子抜けなほどそんなシーンはなかったです。
書き下ろしSSに至っては、彼がいかに男たちを魅了する存在なのかを描きたかっただけ? と思ってしまったほど。へヴィーな本編後ということを考えると、これは不要だったんじゃないのかなぁ。
なんというか、「In These Words」の番外編同人誌を読んだときも感じたことなんですが、作者はアイスクィーン克哉が好きで好きで仕方がないんだなーと。それはいいんですけれど、二次ならともかく自キャラであまりそれをやられると、正直鼻に付きます…。
期待していた作品でしたが、色々と私には合わない箇所の多いお話でした…。

イラストがかなり多くてお得な感じではありますが、すべてペン入れ(この方は筆ペン入れ?)前のラフ画みたいな感じなのがちょっと残念。数を多くするよりも、コミックみたいなかっちりした絵を見たかったかなー。
翻訳はBL作家でもある仔犬養ジンさんがされていて、読みやすい文章でした。
前に翻訳BLを読んで訳に違和感覚えたことがあった時、いっそ英語の堪能なBL作家さんが訳したほうがいいんじゃないのかと思ったことがあったんですが、間違いじゃなかった(笑)

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  • 2014.07.28 Monday
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