calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

latest entries

categories

category 2

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

「淫猥なランプ」 中原一也 / ill.立石涼

平凡なサラリーマンの猪瀬匡は、怪しい占い師から無理やりランプを売りつけられる。家に帰って半信半疑で擦ってみると、野生美溢れるランプの精・キファーフが出現。なんと匡が擦ったのは彼の股間だったらしく、千年ぶりに火がついた男に組み敷かれ、あれよあれよと言う間にお初を美味しくいただかれてしまうのだが…。セクハラ魔人のランプの精×昼行灯リーマンの千夜一夜ラブ!

タイトル見たときからものすごーく気になっていた中原さんの新刊、とっても面白かったです!
油絵みたいなカバーイラストも素敵ですね!
セクハラオヤジなランプの精×昼行灯リーマンで、アラブでオヤジでファンタジーなんて、一見その組み合わせは大丈夫? と思ってしまうような有り得なさですが、さすが中原さん上手〜く料理されています(笑)。

押しに弱すぎる昼行灯リーマンの匡(受)は、仕事帰りに占い師から無理やりランプを売り付けられてしまいます。
持ち帰ってランプを磨いたら何とオヤジなランプの精・キファーフ(攻)が出現、擦った場所が股間だったらしく「俺の大砲に点火しやがって」と匡に襲いかかってきて、流されるまま匡は喰われてしまう。
とんでもないものを買ってしまったと一度はランプ捨てた匡でしたが、いつの間にやらランプの主になっていた匡のところに戻ってきてしまい、気が付いたらキファーフとの奇妙な同居生活が始まっていたのでした。
セクハラを仕掛けまくるキファーフにたじたじだった匡でしたが、封印をかけられて千年の間ランプに閉じ込められていたというキファーフが千年前の主であった王子を今でも想っていることを知り、気持ちに変化が起こります。

あとがきで「だれが何と言おうとアラブものです」とおっしゃっているのに笑ってしまいましたが、なるほど中原さんがアラブものを描くとこうなるのですね(笑)。
なによりランプの精なのにエキゾチックな気配のまるでない、むしろ昭和の臭いがするセクハラオヤジ・キファーフのキャラがイイです(笑)。最初の大砲の点火云々始まり、ことあるごとに灼熱のスープやらビッグサーベルやらとオヤジな下ネタ全開なのが可笑しいw
でも、キファーフが騒動を起こしたり匡にセクハラを仕掛けたるたびに匡にランプを擦られて「うぉぉぉぉぉぉーーーー」と叫びながらランプの中に吸い込まれてしまうのがいちばん可笑しかったです(笑)。このピンチ回避策は想像できなかったですね(笑)。
そして、ランプを擦るときになぜか匡がキファーフの股間を擦ってしまうというのがまた…(笑)。匡よ、なぜそこだけ器用なんだw
そんなキファーフですが、ところどころでちらっと優しさや包容力を見せてくれるところにただのセクハラオヤジではない素敵さがあり、そこがまた魅力的です。もうすっかり彼の虜になってしまいました(笑)。

そんな奇抜なトンデモ設定なので、読む前はお話に入り込めなかったらどうしようかと思っていたりもしたんですが、匡のぼんやり昼行灯思考のお陰で(?)この非現実な事態もアリかもと思えてくる不思議さがありました(笑)。
お話そのものも、単純なアホエロなのかと思いきや意外なほどしっかりしていて読み応えがありました。
ランプの精にも種類があって、フェロモンむんむんの淫魔系かと見せかけて実はキファーフはミサイルも撃ち落としてしまうほどの戦闘系。これ絡みでかなりの騒動が起きてしまいます。
その中で、なぜ千年もの間解けなかったランプの封印が匡に解けたのかという謎が、実はキファーフの過去につながっていたことが段々明らかになっていくのですが、これがすごくよくて感動的でした。
奇抜さを売りにした作品では決してなくて、すごく上質なファンタジーロマンスだと思います。

ところで、ランプは脱皮しながら成長していくという設定があるんですが、匡が「抜け殻を財布に入れておいたら、金が貯まるのだろうか」と考えいているところに吹いてしまったw
こんな些細なところがツボにきてしまうとは(笑)。

スポンサーサイト

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック