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  • 2014.07.28 Monday
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「恋襲ね」 小林典雅 / ill.円陣闇丸

友である麻谷冬野を想いながらも、殿の寵童となることを余儀なくされた叶鮎之介。殿の側用人高辻直方に閨房術を指南され、決死の思いで殿の閨に侍るが、内実、寵童とは名ばかりのただの淫具にすぎなかった。そこへさらなる悲劇が襲いかかり、懸命に耐え忍んでいた鮎之介の心が折れかける。とその時、直方が思いもかけぬ告白をしてきて…。お道具調教、擬似プレイ、攻一人×受二人の3P(百合プレイつき)、正統派H、お仕置きソフトSM、攻二人×受一人の本命3P(二輪挿し)―。小林作品他に類を見ない官能度。男たちの純粋で糜爛な恋。

今月はさっぱり更新できてなくてすみません。。
ちょっと、公私共に余裕のない半月を送ってました…。もうほんとに、決算のこの時期にデータ読まないとかまぢやめて。。XPはもう限界なんだろうなってわかっちゃいるけど。。
そんなきりきり舞いの日々の中、ずーっと読んでました。小林典雅さんの初BLACK初時代物。
そんでもって、私も小林さんこれが初読みです。
コメディ風のお話が人気の作家さんだからでしょうか、何かいまひとつでした。

藩士の次男坊の鮎之介(受)は、本人は無自覚ですが美貌の持ち主。
それが元で殿の色小姓として側に上がることになり、藩校でともに学んでいた幼馴染みの冬野(攻1)への恋心を秘めたまま、鮎之介は殿の側近の直方(攻2)によって性戯を教え込まれる日々を送っています。
しかし殿には長く寵愛している佐夜之進がおり、鮎之介は佐夜之進がいずれ身を引くことになる自分の代わりとして召し出されたことを知ります。鮎之介が寝所に上がるようになっても、佐夜之進しか寵愛していない殿は鮎之介に関心を向けることはなく、鮎之介はただ玩具のように扱われ続けます。
辛いばかりのお勤めに苦しむ鮎之介でしたが、更には殿の奥方の嫉妬が向き、そのとばっちりで殿の毒殺疑惑を掛けられてしまい山寺に蟄居することになってしまう。
失意に沈む鮎之介でしたが側に着いてきた直方から思いもしなかった恋心を告げられて、もう冬野に会うこともないのならと身を委ねますが、直後にその冬野が姿を現して…。

主人公が色小姓として意に染まないまま殿に侍ることになる前半と、毒殺犯の疑惑を掛けられて寺に籠もることになり想い人ふたりから言い寄られ…な後半の二部構成といった感じでしょうか。
その中に、道具を使っての調教、珍しい攻一人×受二人の3P+百合プレイ、攻二人×受一人の3Pと二輪差しなどなど、これでもかとエロなシチュが出てきます。
カプが入り混じっての?3Pはバリエーションにとんでいると言えば富んでいるので、3P好きな人は愉しめるかと。

…なんですけど、色々気になったり乗りきれなかったりした部分が多くて、個人的には思っていたほどのめり込めなかったです。

まず、文章が読みにくい。
台詞が長い…というか、必要以上に説明的で、小説の醍醐味(だと個人的に思う)である語りきらずとも行間から読み取る…みたいなところが一切ない感じです。
ほんと、そこまで説明してくれんでええよと突っ込みたくなるような饒舌さ。危急の時に人はそこまで整然とものを喋れるのか? とか思ってしまいました。
それが台詞のみならず地文も"Aは○○して(☓☓)と思い、「△△」とBに言ったが…"みたいな調子なので、くどいというか、あーこれは文体が合わない…と。。
こういう文体が売りの作家さんなのでしょか?
本来の持ち味であるらしいコメディならまた違った印象になるのかもしれませんが、このお話ではちょっと…;

そして何より、時代ものっぽい雰囲気は出ていると思うんですが、…月代NGって(涙)。
地元のチャンネルでやってる懐かしい時代劇見ては若き日のマツ○ンの月代姿にときめいている(笑)私には、月代は高い萌ポイントなのに。。そんなにBL的にはダメなんですか…(涙)。
奥方はこれでもかと武家女性の正装させているくせに、なぜに??
主要3人は無理としても、殿は月代でよかったのでは。。っていうか、参勤交代しているクラスの大名設定なら、江戸で月代してないってそれ、改易ものの悪目立ちじゃないかと思ったのは私だけ? 
…ダメだ、いちいち気になってお話に入っていけない。。こんな中途半端ななんちゃってにするくらいなら、江戸時代設定やめてほしかったです。

あとは、キャラがあまり好きになれなかったです。
何より鮎之介がただ流されているだけの優柔不断にしか見えないです。冬野に愛を誓っておきながら、殿に優しくされたら途端にときめいていたり、直方に言い寄られればあっさりとなびいてしまったり。
いくら自分ではどうにもならないものに運命を翻弄されてしまうからといって、武士の子ならもうちょっと気概を持ってくれよと。このお話の目指しているのが3Pだとわかっていても、これでは興醒めもいいところです。
最後の冬野と直方との3Pではふたりを手玉にとっているのが、何だか凄く唐突に見えてしまって気になりました。どうせなら、最初からそんな感じだったらよかったのに。。
それから、無神経すぎる殿と佐夜之進のカプがイヤ(笑)。
いやこの人たちがいなければ始まらないお話なのはわかってますが、結局あんたらの痴話喧嘩が原因でこんなことに…と、どーにも釈然とせず。。
殿にただの穴として扱われた挙句に(ここの描写、BLでは珍しく愛がなくてびっくり)、愛し合うふたりを見せ付けられている鮎之介がすごく気の毒でした。
女は悪役にしかならないのがBLのデフォとはいえ、奥方ひとりが理解不能なほど酷い人物になってしまっている側で、男たちは誰もがいい人すぎるのも何かいやでした。もしかしてスピンオフ狙ってる?
でも、冬野と直方の二人は好きです。
だからもうちょい彼らが活躍してくれたらよかったのになーと思わずにいられません。ほんと後半にならないとおいしいことにはならないですからね。。
最後の3Pで、冬野に嫉妬した直方がさっさとイってしまえ(そして鮎之介から離れろ)と鮎之介とまとめて冬野まで責めているシーンに萌えました(笑)。このお話、もうここだけで十分です(爆)。

初のBLACKに挑戦したものの、作家さん本来の持ち味が生かし切れない印象が強かったです。
そして、満足のいく時代ものBLには中々巡り会えなさそう…。とにかく、月代禁止令がいつか解かれますように…!←

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