calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

latest entries

categories

category 2

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

「特別診療」 あさひ木葉 / ill.小山田あみ

「あんたは俺のものだ。なあ、先生?」ヤクザの幹部である岩切の愛人であり、新宿の片隅で小さな病院を営む真敏。かつては大学病院の医局で将来を嘱望されていたが、恋人だった男の死を機に闇医者になった。医者でありながら恋人を救えなかったことへの後悔と悲しみは深く、資金援助を受ける代わりに岩切に身を売ったのだ。だが、セックスは贖罪行為のはずなのに、真敏の体は岩切の愛撫に淫らに喘ぎ快感に溺れ―。危うい愛人契約。

週明け発売だと思っていたのに週末には店頭に並んでいてびっくり、お陰でちょっと早めに読めちゃいました、あさひ木葉さんの新刊です。
ところで、ガッシュ文庫装丁が変わりましたね! って、読み終えるまで気が付かなかったんですが;背表紙がシンプルに様変わりしていい感じです^^
そして何より、裏表紙に口絵イラストが載らなくなったのがありがたいです(笑)。今回もそうですが、好きなレーターさんだと何だかんだいっても口絵はやっぱりエロい方が嬉しいのでw唯一のネックと言ってもいい購入時の気まずさがなくなるのは喜ばしいですねー(笑)。

前置きが長くなってしまいましたが、そんなわけで実はほぼイラスト目当ての購入です(笑)。

金銭絡みのトラブルが原因で死んだ恋人を助けてやれなかったことを悔やむ真敏(受)は、贖罪のために将来を嘱望された外科医としての道を捨て、ヤクザの岩切(攻)に愛人になる代わりに資金援助を得て闇医者として生きています。
自責の念の中にありながらも、真敏は社会の底辺で生きる人たちの助けになっている今の在り方に後悔はしていませんが、恋人を失った時にもう二度と恋はしないと決めていたにもかかわらず、ギブアンドテイクの関係と割り切っていた岩切にいつの間にか惹かれ始めていることに気付き戸惑うのですが…。

お話は真敏の視点で進むので、ずーっと延々後悔の念と贖罪することにとらわれ煮え切らないまま岩切と愛人関係を続けている彼の苦悩に付き合わされている感じです。真敏が、もう何回同じことを悩んでる??…と突っ込みたくなるくらいネガティブ思考の持ち主なので、余計にぐだぐだ堂々巡りしているような。。
あさひさんの作品って、時々こういうことがありますよね…。
かつての恋人が追い詰められていことにも気が付かなかった上、医者であるのに彼を助けられなかったことを責める真敏の気持ちがお話の核になっていて、それはよくわかるんですけれども、あまりにもそこに拘りすぎて何も見えなくなっているというか。
終始そんな感じなので、ヤクザものっぽさはあまりなかったです。
途中、闇医者の仕事絡みでトラブルになったりと波乱もあるにはあるんですが、何か盛り上がりに欠けるのは、真敏の感情が一貫して同じところにあるからかもしれません。まぁその波乱が元でちょっとだけ真敏の中で気持ちの変化が起きてくるんですけれど、もういったいどこまで臆病なのさというくらい頑なで、じれったくて仕方がない。
医者としての姿勢など一貫しているところもあるけれど、真敏にはただうじうじ悩んでいるだけではなくてもうちょっと男前なところがほしかったかも。

そんな真敏を受け止める岩切はヤクザだけども強面な感じではなく、飄々としていながらも懐の深いところを見せてとてもいい味出をしていて、このお話はもう彼に救われている感じすらします。こういうキャラはすごく好きです。
真敏は結局は自分を甘やかす岩切の存在に依存しているんですけれど、それすらも受けれいているっていうのが、どこまで懐が深いのかと感心してしまいました。
その岩切がなぜここまで真敏に惹かれたのかという肝心のところがわかりづらかったし、果たしてそこまで真敏に魅力があるのかちょっと疑問だったのが残念ですね。私、美人なだけの受けって全然ツボにこないもんで、余計。。。

最後の岩切視点のショートは、まったくの別視点からお話を見られてすごくよかったです。真敏の死んだ恋人の想いとかそれを知った上での岩切の真敏への眼差しに、すごくじーんとさせられました。
これを読んだら余計に真敏はやく岩切とくっつけーー!…と思わずにはいられませんでした(笑)。

トラブルになったときに真敏が拉致されてあわや…な展開になるもぎりぎりで攻めが登場&救出するのでそう悲惨な感じでもなく(イラスト見てたら最後までやられちゃうのかなと思ってしまいましたが。ちょっと期待した私は鬼ですね!)、エロも標準的だと思います。
なのでイタイのがダメな方には案外大丈夫、でもそういうのを求めて手にすると肩透かしかもしれませんね。イラストだけはさすがというか凄いんですけど!(笑)
小山田さんのイラストはエロ面だけではなくほかももちろんステキです。いややっぱり色っぽいシーンにばかり目が奪われてしまうのですけれど(笑)。口絵とか、たまらないですね! この作品、イラストがエロ度を上げているような(笑)。
それとあとがきの「みんなの姐さん先生」イラストがほのぼの楽しくて好きです。

作中、真敏の同僚のワケアリ医師の笹木とかカジノのディーラー青年とか、なんかありそうなキャラが登場していますし、スピンオフがあるのかな? 今度はもうちょっとダークな内容を読みたいかも。

スポンサーサイト

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック