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  • 2014.07.28 Monday
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「DEADLOCK シリーズ」 英田サキ / ill.高階佑


先日、いつも利用している本屋さんに新刊を狩りに行ったんですが、なんと改装中になってました。。売り場の一部は営業中だったそうですが正面真っ暗だったので気が付かず、仕方なく他店舗を回ってみるものの、BL小説の売り場が縮小していて新刊すらちゃんと揃っていないという、BL業界大丈夫か?! な状況に遭遇。酷いところだとそもそも置いてなかったりするから、あるだけマシなのか。。
いつも利用しているところが利用できなくなるとこうも不便なのかとしみじみ実感です。そして、改装後まさかBLコーナー縮小していたりしないだろうなと不安だったり。。BLに力を入れている書店さんなのでまさかそれはないと思いますが、ちょっとこわいですねー。
そんなわけで新刊は読めず、ちょっともやもやしていました。
新刊は改めて狩りに行くとして、ちょっと前に外伝が出た時に振り返った「DEADLOCK」シリーズの感想を書いてみました。先日から英田さん続きになっちゃってますが、書くタイミングを逃したままになちゃいそうでしたので(笑)。
本編が終了してからも外伝が出たり小冊子などで番外編がいくつもあったり遂にはコミカライズ版が出たりととても人気のあるシリーズですが、実は私ははまっておりません;
これに限ったこっちゃありませんけど、個人的にジャンルを問わず大ヒット作ほどツボにこないことが多いんですよね…。あれかな、必要以上に期待してしまうからなのかな。。そういえば何気なく読んだお話がとんでもなくヒットってことがわりとある気もします。
それはさておき。「DEADLOCK」シリーズ本編3冊+外伝「SIMPLEX」まとめて書きます。

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DEADLOCK (キャラ文庫)
英田 サキ 高階 佑
徳間書店 2006-09-27
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同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと!! 密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて…!? 囚人たちの欲望が渦巻くデッドエンドLOVE!!
刑務所、冤罪などのへヴィーなキーワードやあちこちで聞かれる「BLを超えた作品」という評価に期待して読んだんですが、早々にFBIやらCIAやらが出てきたのにああそっちの方か…とがっかりしてしまったのがのめりこめなかった一因かも。
木原さんの「箱の中」のようにムショものや冤罪ものならではのヘヴィーさを描いた作品ではなく、ハリウッド的エンタメなお話だったんですね。読みながら求めるポイントがズレていたのだと痛感。

痛いだけのレイプシーンやらHIVのことやら、やたらリアルに拘っている割に、コルブスはもしやディック? なんてありきたりすぎる、そしてそうじゃないんだろうなと簡単にわかるベタな展開になったりして、終始これはBLなのかハードボイルドなのか、結局どっちにもなれていない中途半端な印象が拭えずそこが引っかかったままのめり込めなかったのですが、どちらもの「らしさ」を求めたらこういう作風になってしまうのは仕方がないですかね。
あと、これはシリーズ通してですが海外が舞台だからか翻訳小説っぽさを狙ったような文体にも終始違和感が;特に会話が不自然すぎてダメでした。私は、「翻訳小説っぽく硬い」文章というのは翻訳者の原文を上手く写しきれていない未熟さの結果でしかないと思っているので(上手い方はなめらかに訳してくれるものです)、それをわざわざ日本語で書かれた作品でやる必然性を感じませんでした。
シリーズ通してといえばもうひとつ、イラストですが、…小説同様どこを見ても絶賛の嵐なので言い辛いですが、華やかなカラーに対してモノクロが不慣れというかぎこちなく見えてしまってダメでした。美麗な絵柄なだけに、表情や動きや奥行きがないのが気になってしまう。。

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デッドヒート―DEADLOCK2 (キャラ文庫)
英田 サキ 高階 佑
徳間書店 2007-02-23
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宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える―。密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。彼を縛るのは、愛を交しながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?敵対する二人が燃え上がる刹那―デッドエンドLOVE第2弾。
ムショ萌え求めて手にした作品だったのに、二作目ではもう出所してしまっているなんて〜! …と嘆いたのは私だけでしょうか(笑)。
そして前巻でも思いはしたんですが、このシリーズ、どうにも主役のふたりが好きになれないためにのめりこめないのだとこの巻ではっきり悟りました。
特に、作中では「優秀な元麻薬捜査官」とされているのにぜんぜんそう見えないユウトがダメ。ディックが彼を突き放すのはディックの状況を考えればなぜか気がつくレベルのものだと思う(私でさえ気がついたぜ…)のですが、頭の中が完全に恋する乙女になっているあたりがなんだかね…。BLだからしょうがないのかもですが、気になってしまいます。
なのにロブから想われるというのも、BLらしいですよね…。因みに私、このお話の中ではロブがいちばん好きです。あのちょっと残念なところがなんとも…(笑)。だからってわけじゃないですが、正直ディックより彼を選んだほうがユウトは幸せになれるのでは? と思ってしまったり。
そんな、せっかくのハードな内容をBL的「甘さ」が台無しにしている気がしないでもない読後感。でもその甘さがなくなったらBLじゃなくなってしまうんですよね…。難しいところです。

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DEADSHOT―DEADLOCK3 (キャラ文庫 あ 4-3)
英田 サキ 高階 佑
徳間書店 2007-06-23
評価

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ディックを復讐の連鎖から解放したい―。宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは…?ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!!ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ…!?執念と憎悪と恋情―刑務所から始まった三人のドラマが決着を迎える、衝撃のラストステージ。
シリーズ完結編。コルブスとの決着もきれいに付いて、収拾つくのか不安になるくらい広がった風呂敷も上手く閉じられています。
そして終盤、前回と同じことを繰り返しているディックにはそれならさっさと素直になっておけよと突っ込まずにいられなかったですが(笑)、ラストは心憎いというか良いシーンでした。
そして「来い。……犬」と「ユウティー」には吹いた(笑)。そんなに好きならさっさと言え(笑)!! ずーっと苦手だったディックがちょっと好きになった瞬間です(笑)。

こういうタイプのハリウッド映画や海外ドラマが好きな方にはたまらないお話だとは思うのですが(逆にだからこそダメだという方もあるかも)、そういうものをあまり見ない私には巻を重ねるごとに派手さもスケールも大きくなってしまってちょっとついていけなかったです。難しいとかじゃなくて、単純に合わなかった。
そしてこういう話は、BLではなくニアっぽいくらいの方が明らかに萌える…と思ってしまったのでした。

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SIMPLEX DEADLOCK外伝 (キャラ文庫)
英田 サキ 高階 佑
徳間書店 2008-11-22
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犯罪心理学者ロブの誕生日パーティに届いた謎の贈り物。送り主はなんと、かつて全米を震撼させた連続殺人鬼を名乗っていた―!!ロブの警護を志願したのは、金髪の怜悧な美貌のボディガード・ヨシュア。すこぶる有能だが愛想のない青年は、どうやら殺人鬼に遺恨があるらしい!?危険と隣合わせの日々を送るうち、彼への興味を煽られるロブだが…『DEADLOCK』シリーズ待望の番外編。
ロブが主役の外伝。内容は本編のような派手なものではなくミステリー仕立て。正直ミステリーは好きじゃない(そしてそのミステリー部分はたいしたことない)のでなんだかなーとは思うんですけど、私はロブがお気に入りなのでシリーズの中でこのお話が一番好きです(笑)。
そして本編ではとほほな役回りだったロブにかわいいコが現れて、やっと報われています(笑)。ロブよかったね!

ロブが好きなのは、作中でユウトやディックたちが真剣にビーチバレーに興じ超絶技巧を披露して周囲の注目を集める姿に「大人げない」と言っておきながら、すぐ後に誰よりもビーチバレーに熱くなっちゃうような子供みたいなというか、どこか残念なところが魅力的だから(笑)。
そのロブのお相手は、美形だけども愛想のないヨシュア。不器用なところが可愛いですが、ロブがなぜ彼に惹かれたのかがいまいち伝わってこなくて残念。まるでロブを幸せにするためだけに出てきたキャラのように見えなくもないです。
それからあとがきにヨシュアの最初のキャラ設定(口の悪いオタクだったとかw)のことが書かれていて、そっちの方が魅力的だったんじゃ?? とも思ってしまいました;

それにしても、冤罪だったユウトや潜入捜査中だったディックはともかく犯罪者として服役していたネトやトーニャまでがロブやパコたちに受け入れられているってユートピア過ぎませんかね? いくらBLだからってここまで「いいヤツ」しか出てこないとどうなんだと思ってしまう。
そんな彼らの姿に、シリーズ最初の売りは「刑務所もの」だったなーとか、もうそれっぽさが全然なくなっちゃたなーとか思ってしまったのでした。

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  • 2014.07.28 Monday
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コメント
こんにちは〜
感想読ませていただきました。

なかなか評判の良い作品ですが、今一歩でしたか(笑)
評判の良い作品は読む前にハードルを上げてしまうってのもありますよね。
あと主人公が全然有能じゃないとこが萎えポイントだと私も思います。
この方の作品の受は時々こういった「きゃんきゃん吠える可愛い高1男子」系ですよね。
それを無理やりカッコいい系にしようとするからチグハグに。
ユウトがもうちょっとクールだったなら・・・と思います。

読み応えのあるレビュー、ありがとうございました。
ワタクシはこれから、同じようにアメリカ舞台のBL、ホーリーアップルを読んでまいります。
こんなに上手にレビューできないので、ほんとに読むだけなんですけどね。
ではでは。
  • 桃花
  • 2012/12/14 12:01 PM
桃花さま

こんにちは、コメントありがとうございます^^
そして、こんなグダグダな文章に読み応えのあるだなんてありがとうございます!
評判いい作品なだけに記事をUPするのビクビクだったりしたんですが(笑)、
コメントいただけてホッとしております(笑)。

>この方の作品の受は時々こういった「きゃんきゃん吠える可愛い高1男子」系

…たしかにそうかも!(笑)
このシリーズはまさにそれでしたよね〜
私は男前受けが好きなので(きっと少数派ですよね…)、
つい受けにも可愛らしさより男らしさや優秀さを求めてしまいます。
このシリーズも主人公がもうちょっと優秀でクールな感じだったら
印象違ったんじゃないかと残念ですねー。

>ホーリーアップル

柏枝真郷さん、実は読んだことがないのですが気になってます!
挙げられているホーリーアップルシリーズやデスペラートシリーズが面白そうで
私も近々読んでみようと思ってました^^
(ドルチェノベルズ撤退しちゃったので急がないとですね;)
よろしければ、感想とかお聞かせくださいね!

ではでは、ありがとうございました^^
  • alicia
  • 2012/12/14 9:45 PM
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