calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< January 2020 >>

latest entries

categories

category 2

archives

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

「烈火の契り」 秀香穂里 / ill.彩

思い出が眠る島を守りたい!!リゾート開発の視察で、離島を訪れた斎たち不動産会社の一行。案内人は褐色の肌をした島の青年・高良―18年前、この島で夏を共にした相手だ。しかも高良は「おまえは俺のつがいなんだ」と謎の言葉を告げ、斎を無理やり抱いてきた!!拒みながらも、高良の愛撫に囚われていく斎…。けれど突然、チームの一人が謎の死を遂げ!?因習と伝承が息づく島のミステリアスLOVE。

気が付いたら8月も3分の1近くが終ってるんですねー。このひと月ほどBLの新刊で購入する作品がほとんどなくて;たまってきた積読消化月間状態です。
というか、今年も半分以上終ったというのに、まだ「これは!」と思える作品に出会えていない…(新刊に限る)。たいした数を読んでいない上、巷で流行っている作品とは違うものにばかり惹かれてしまう偏った人間なのでそれも仕方がないんですけれどね。ちょっとさみしいです。
今月の後半から好きな作家さんやシリーズなど色々楽しみな刊行が続くので、そこに期待しています!

…なんてぼやきはさておいて、積んでいた秀さんの「烈火の契り」を読んでみました。夏らしく、南の孤島が舞台のミステリーです(笑)。

子供の頃のひと夏を父親の出身地である南の離島で過ごしたことが忘れ難い記憶として残っている斎(受)。勤めている不動産会社で、今は無人となったその離島のリゾート計画が持ち上がり、何とか阻止しようと視察チームの一員として18年ぶりに島を訪れることになります。
斎たちを待っていたのは、現地の案内人・高良(攻)。彼はあの夏を斎とともに過ごしてくれた人でした。
高良との再会を歓ぶ斎ですが、高良は「あのとき血を交わした」とか「お前は俺のつがいだ」と謎めいた言葉を言いながら斎の躰を求めてくる。斎は困惑しながらも、高良に惹かれていきます。
一方、視察チームの面々は生活インフラのない島での滞在にストレスを溜め始め、もともとが意見を対立させているようなまとまりに欠いた集団でしかないために一触即発の気配を帯び始めます。更に島に伝わる不可思議な伝承や因習が一行を増々不安にさせていく。
そんな不穏な空気が流れる中、チームの一人が不審な死を遂げ何者かによって船と無線が壊されるという事件が起き、斎たちは島に閉じ込められてしまい…。

読んで一番感じたのは、作家さんが沖縄好きなんだなーということ。彩さんの濃い目のイラストも作品によく合っています。
一行に起きた殺人事件と斎と高良の因縁という2つの謎が、島に伝わる伝承や因習と絡みながら明かされていくお話で、これは人の心が見せる恐怖なのかそれとも人智を越す力が働いているのかと、最後までどきどきしながら読みました。
便利な文明社会から切り離され人に牙を剥きさえする自然の中に取り残された時、人もまた剥き出しの本性を露わにしてしまう、ということですかね。

そんな、シチュや設定だけをながめているととてもおいしそうなのに、BL的にはいろいろ惜しいところが多くて萌えきれなかったのが残念。
その原因は、BLというよりはミステリーを読んでいるような気分になる内容だったからでしょう。そう、焦点が斎と高良のラブではなく、事件とそして島にまつわる謎解きの方にいってしまっているんですよね。
いっそがっつり因襲ものとして描かれていたなら、BL的には面白かったような気がします。
で、そんなふたりの秘めたやり取りが事件後のチームの人間のエスカレートしていく疑心暗鬼やいがみ合いから遠く離れている感じがして、ちょっとふたつの要素が上手くまとまっていない印象です。

因みにエロは、島のあちこちで隠れてはやらしいことに耽りながら繋がるのは最後の「儀式」までおあずけという、焦らしプレイの連続です(笑)。

ミステリーとしては楽しめましたが、BLとしてはちょっとツボから離れたお話でした。

スポンサーサイト

  • 2014.07.28 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック