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  • 2014.07.28 Monday
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「親友とその息子」 中原一也 / ill.兼守美行

四十過ぎた野獣な男やもめと、発展途上の高校生。理想の恋人を選ぶなら…!?年上の幼馴染み・野垣に長年片想いをしていた栢山。ところがその息子・智也から告白されてしまった!?「若い男もいいもんだよ?」父親そっくりな声で迫られ、心揺れる栢山。けれどそれを知った野垣は「息子に手を出すな」と大激怒。栢山に挑発されるままに「身代わりに俺が抱いてやる」と言い出して!?

中原さんの「オヤジもの」新刊は、何となまはげオヤジ攻め(笑)! 同時期に出たもう一冊の新作よりこちらの方が個人的にはツボでした。

児童文学作家の栢山(受)は、13才年上の昔馴染みで出版社の営業をしている野垣(攻)に子供の頃から片想いをしていますが、野垣は栢山のそんな気持ちには露ほども気が付かず、今では高校生の息子がいるバツイチ。 栢山は報われない思いのまま男をとっかえひっかえ喰っているという状態で、野垣には淫乱だの鬼畜だのと罵られる日々です。
その栢山に野垣の息子・智也が「好きだ」と迫ってきますが、それを野垣に俺の息子まで喰うつもりかと勘違いされてしまう。栢山はやけっぱちで野垣に「お前が相手してくれるなら喰わない」と言うのですが、それを真に受けた野垣は栢山を抱くと言い出して…。

まず、何といっても攻め野垣のキャラがすごい(笑)。
普段から厳つい感じなのが、怒るとさらに迫力上がって「なまはげ」や「シーサー」になってしまう42歳のおっさんです(笑)。でもそんななのに昔から本好きでもくもくと本を読むような意外な一面を持っていたりして、個人的にはそのギャップに萌えです(笑)。
そんな野垣を子供の頃から知っていてずっと片想いしている栢山も、野垣のなまはげっぷりにメロメロになっているというなかなかの変態ぶり(笑)。恋は盲目とは言いますが、なまはげ愛しさになまはげグッズを収集したりともうどこから突っ込んでいいのやらな感じです。
いや、長年の報われない恋心ゆえにぽっかり空いた虚しさを埋めるため男をとっかえひっかえしている姿は切ないんですけれどね(笑)。事情を知らない野垣には鬼畜だケダモノだと罵られまくってますし。でもなまはげ偏愛者の栢山にはそれが嬉しかったりもするんですから、もう本当に変態の域ですよ(笑)。

で、そんな叶わぬ恋に悶々としている栢山に野垣の息子の智也が好きだと迫ってくるんですが、その時のセリフが、、
「俺の童貞を貰ってください!」
…笑。
若いっていいですね(笑)。
栢山は体はさておき(笑)心は野垣一筋なのでもちろん断ろうとしますが、さすが息子なだけあって智也は野垣によく似ている。栢山は野垣のことを若い頃から知っているわけですから、智也にかつての野垣を重ねてしまって、ずーーーっと我慢していた栢山はけっこう強烈な誘惑になってしまうんですね。
でもその現場を野垣に見られ「俺の息子まで喰うつもりか」とまた勘違いされて大激怒、どこまで上手く行かない二人なんだと気の毒になってしまう展開になるのですが、この智也の告白がふたりを近付けるきっかけになるのです。

野垣は節操なしの栢山が自分の息子まで喰うつもりなのだと勘違いして、智也に手を出させない代わりにと自分が栢山の相手をする。栢山にとっては長年の想いの報われる願ったり叶ったりな事態のはずなのですが、肝心の気持ちがついてこないからまた悶々としてしまうという。
そこに栢山の仕事と過去がらみで一悶着起こったりして、野垣の心情も変化していくという流れです。
ありがちな、攻めも実は前から受けを好きだったというオチではなく、躰の関係がきっかけであくまで弟のように見ていた相手に野垣がメロメロになっていたというお話。
後半、なまはげなくせに(いや、だからこそ?)カタブツというか昔気質な野垣にまたまたギャップ萌えしてしまいました(笑)。

智也はいい男ですが、このお話は始めから受けがどちらとくっつくのか明々白々な三角関係ものなので、結局はふたりのキューピット的役割を果たしているという感じです。最後の方なんか、どうしようもない大人ふたりを温かく見守っていたりして、いったいどっちが子供なんだ?? というくらい(笑)。
栢山にしても初めから野垣のことしか頭にないから、野垣と智也との間で揺れるというよりは野垣への思いの強さを再確認させてくれる存在になっている印象でした。
エロは標準的かな。

報われない片思いとかすれ違いとか切ないワードたっぷりのはずなのに、キャラが立ちすぎて全体的にコミカルでテンポよく読める一冊でした。
ただ、攻めとその息子に迫られ〜なお話」だから栢山は野垣と13も年が離れている設定なのは分かるんですが、彼らが「親友」というのはちょっと無理があったような。。
(因みに、栢山→29歳、野垣→42歳、智也→17歳。)

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  • 2014.07.28 Monday
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