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  • 2014.07.28 Monday
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「追憶」 小山田あみ

“変人”の異名を持つ官能小説家・霧村の担当となった森山。自堕落な生活を送る霧村に振り回される森山だったが、作家の亡父と彼の編集者の話をした途端、霧村の態度が急変する。荒々しく森山を抱く霧村…彼の瞳に宿る哀しみの意味は…? 陸上部の幼なじみラブ「スタートライン」も同時収録! 霧村&森山、その後の描き下ろしも有v

必要に迫られて、今月に入ってからずっと部屋の掃除にかかりっきりです;
片付けなきゃいけない内容のほとんどが本と服(実はけっこう着道楽なのです…)の山なのですが、どうにも捨てることができないんですよね…。
本はまた読むこともあるかもですが服なんてさすがに10年も前のものなんて着るはずもないのに捨てられないという。。何でもリサイクルショップに持っていって賢くやりくりしている妹に、「そんなのもう着ないよね?? さっさと捨てれば???」ってよく突っ込まれてしまうダメな姉です;;
そしてこの数年のBL本の増え方に改めてびっくししてしまった(笑)。で、片付けている合間にあーこれ面白かったなーとついついページをめくってしまって気がついたらそのまま読んだりしてしまって、いったい何をやってるんだよな状態になること十数回…。そりゃ片付かんわな;
期限があったので一瞬洒落にならないくらいきりきり舞いになってようやくひと段落ついたものの、これまで見ないふりをしてきたツケは大きかったのでした;
これを機にちょっと断捨離しようかなぁと真剣に思っていたりします(←たぶんムリ)。

で、いろいろひっくり返しているときに、久々にゆっくり読んじゃいました、大好きな小山田あみさんの初コミック。狙ったわけじゃないんですが、先日に続いて個人的に贔屓のレーターさんの作品です^^
イラストでもいつも惚れ惚れしてしまいますが、漫画でもさすがの画力ですね! 眺めているだけで幸せになれます(笑)。

「追憶」
★★★★☆
昭和30年代くらい(たぶん)の、変人(変態ではない・笑)として有名な官能小説家・霧村(攻)と霧村を担当することになった若手編集者・森山(受)のお話。
霧村は最初こそ好印象でしたが、締切日にカフェーのお姉さんたちを呼んで飲んだり森山に酒を買い足しに行かせたりと噂どおりの無茶苦茶ぶりで森山はさっそく振り回されてしまいます。
けれどもその様子に何か引っかかるものを感じて森山はつい霧村に問いただしますが、それが霧村の不興を買ってしまって、実はゲイだった霧村に犯されてしまう。
とても担当を続けられないと思った森山でしたが、霧村が天才作家だった森山の亡き父の片腕的存在だった編集者の息子で、かつては森山の父にあこがれて純文学を志していたことを知り…。

受けと攻めの関係に、彼らの父親の関係が絡み合っていくお話です。
すべてを知っていた霧村はずーっと父親たちのことや森山のことを許せないまま自堕落に生きていて、けれども森山は父親の過去のことを知らない。そのためにねじくれたところのないまっすぐな性格をしていて、それが霧村を救うという感じですね。お父さんたちの結末が哀しいです。
時代が昭和30年くらい?な感じで、霧村の着流し姿はもちろん(色っぽいです…!)ですが、カフェーのお姉さんたちとか火鉢や黒電話や万年筆で執筆の原稿などの小道具がレトロというかノスタルジックな雰囲気たっぷりで、それが絵柄に合っていて素敵でした。こういうのが好きなので余計ですかね。
そんな、絵は細かいところまですごーく丁寧できれいなだけに、お話が全体通じて展開が急というか明らかにページ不足な感じなのが惜しいです。もうほんと、しっとりいいお話なだけにこのお話で単行本一冊分くらいじっくり描いてほしかったと思ってしまいました。
それにしても、本読み(特に純文学系!)な私は霧村のモデルはどの辺りかな〜と、色々想像してしまいました(笑)。

「スタートライン」
★★★★☆
打って変わって、こちらは幼馴染の高校生同士の青春ラブ。
幼馴染といっても、主人公の圭(受)と颯人(攻)は一っこ違い。お隣同士で同じように陸上をしながら育ち、圭にとって颯人はずっと弟のような存在だったんですが、成長するにつれてどんどん自分を追い越したくましくなっていく颯人の姿に、圭の心中は複雑になって颯人との関係もぎくしゃくしてしまっています。
そこに、圭の部活の先輩・武田への恋心や卒業した先輩で圭とは何かあったらしい戸部との関係やら大会やらが絡みながら展開していくお話。

しっとりした「追憶」と変わって、こちらのふたりは何だか可愛らしい感じです(笑)。
冒頭のちび颯人にまず胸キュン(古…)です! そのグズっ子だった颯人にいつの間にか追いつかれ追い越されてしまった圭が嫉妬や焦りを覚えてしまうのも、若さならではの葛藤ですね。颯人に対するそうした想いはもちろん、圭が武田への恋心に思い悩む姿は切なかったです。言いたいのに言えない…みたいなのにどうも弱い私です(笑)。
颯人は大好きな圭と並べるようにそして頼れる男になりたいという一心で頑張ってきた典型的なワンコ。なのにそれが原因ですれ違っちゃっているというのがちょっと可哀想で、つい応援してしまいました。
こちらも「追憶」同様若干ページ不足気味でギュウギュウしちゃってますが、ラストはきれいなハッピーエンドにまとまっています。
個人的には、気になる戸部先輩のお話もいつか読みたいです。

それにしても、陸上のシーンや最後の怒涛のHシーン(笑)など、裸体や筋肉の描き方が素晴らしすぎます(笑)。これを拝むだけでも価値があるんじゃないかと思えた作品でした。
エロなシーンは先ほど触れたラストのところもそうですが、最初の方に自慰シーンがあるんですが、…これがエロいです(笑)。すごく切ないシーンでもあるんですけれどもね、何というか見せ方についにやにやしてしまうというか(笑)。とてもやらしかったです(笑)。

「合鍵」
★★★★★
「追憶」の森山と霧村のその後。
これは…! 激萌でした!(笑)
相変わらずな霧村と彼に振り回される森山のお話ですが、仕事で時間の取れない森山にすねて酔っ払って、挙句に八つ当たりしている霧村のダメダメっぷりがすごくかわいかったです(笑)。「こういう静寂は苦手だ」というモノローグではたと気が付いたんですが、彼は寂しがり屋さんなのですね。
森山、大変だな〜と思いつつ、終盤の夫婦漫才みたいな二人の姿が微笑ましかったです。
そしてこれもHシーンがエロすぎます(笑)。局部を赤裸々に描くような描き方ではなくて、見せ方というかアングルで色っぽく魅せてくれる作家さんだと思います。

大好きな作家さんで丸々一冊というのが嬉しすぎて、もう気持ち的には★5つ! なんですけれども、ちょっと冷静になりますね(笑)。
両作とも中編なのでページ数のためにお話の物足りなさはあるものの、画に関しては非の打ち所がないくらい完璧です。
主線がはっきりしているので見づらいことはなかったし、書き込みすぎだとも思わなかったです。
どっちかというと私は主線のはっきりしないラフなタッチの画面ややたら白い画面が見づらく感じたり気になったりで苦手なので(どちらもよほど説得力のある作家さんでないと不慣れさや手抜きに見えてしまう;)、小山田さんの漫画はとても見やすかったです。この人の丁寧でバランスのいいモノクロの仕上げ方がとても好きなんですよね。
そしてただ「きれい」なだけではなくて、アングルや構図のとり方とか見せ方がうまいなーと。
ここまで完成された絵を描ける漫画家さんもなかなかいないと思うので、今後も期待したいです!

「オトコの花道」 笠井あゆみ

フェロモン過剰。魔性の美少年降臨!!
著者初の完全オリジナルコミックが遂にコミックス化!!

最近はまっている笠井あゆみさん。イラストがメインの方ですが、漫画も出ていたのですね^^
で、読んでびっくり、なんとギャグ漫画だったという(笑)。もう、最初から最後まで徹頭徹尾ギャグの嵐ですよほんとに!
この絵でギャグなのかよ! と突っ込みながら読んだんですが、カバーイラスト通りのさわやか青春ものっぽいのだったらどんなにか…と思わずにいられないというのが本音かも…。。
まぁでも、ご本人は長らく「ギャグ漫画家」と名乗りたかったらしいですし仕方ないですかねぇ。

というわけで、表題作「男の花道」の他、「祇園でぬっぽん」「快眠家族」「B-MEN」「秘境探検姉の部屋」「未確認飛行仏陀」「はじめてのおつかい」「零人」「海鮮」「淫獣学園」「一撃必殺愛の突き!!」「天然の人々」(何とデビュー作!)などギャク短編12編の収録。
因みに、今の笠井さんテイストな絵が味わえるのは「男の花道」の最後の方とカバーとカバー下と口絵くらいなので、それを求めて手に取るとギャップが大きすぎるかも(笑)。
新しい作品順に収録されているので、ページが進むほど独自な耽美カオス度が上がっていきます(でもギャグw)。
昔の耽美テイストな絵ももちろんいいんですが、私は今のいい感じにさっぱりした絵柄が好きです。

全体の5分の1くらいを占めている「男の花道」は、無自覚にフェロモンを振りまく高校生コウタの日常(?)を描いた4コマ漫画。カバー絵の手前から二番目にいるのがそのコウタ。主人公なのにこの微妙なポジションは?? と思ったら、作者曰く彼のような美少年よりがちっとした兄ちゃんの方が好きなんだそうな。…主人公なのにね(笑)。
4コマなので若干物足りない感じはあるのですが、これ、かなり笑えます。
特にぴょ○吉ネタはお腹よじれるかというくらい可笑しい(笑)。なんちゅー初体験(しかも本人気づいてない・笑)。うん、作者バカだ(笑)。
あと、コウタをめぐって武蔵と火花を散らせていた寅之助が、いつの間にか武蔵に…なオチも笑える! っていうか、あんなガタイのいいのが乙女になっちゃってるっていうのがね、なんだか萌えます(笑)。いや、彼はもともといちばんの乙女なのか。
このお話は竹書房の携帯サイトで続きが読めるようですが、キャラが好きだしかなり面白いのでまとまったらまた一冊出してほしいです。

「男の花道」以外は今とは違う初期のころの耽美テイストな絵柄に背景が白面恐怖症かというくらいに描き込まれている画面でギャグ炸裂という、だいぶ独特なカオスっぷり。正直ちょっとついていけない…と思うこと数度。。っていうか、随分と絵柄が変わられたのですね。そしてノリが独特です。ほんともう何なんだろこの独特な可笑しさは。
これらの中では、テストで0点ばかり取るので有名な生徒と自らの躰を耳なし芳一状態でノート代わりにしてまで彼を救い出そう(?)とする先生のお話「零人」が好きです。

これはこれで楽しめましたが、いつかはカバー絵のようなさわやか青春ものやしっとりしたお話も読んでみたいです笠井さん…!!

「少年よ、大志とか色々抱け」 永井三郎

「鬱陶しい」「寄るな豚!!」ムサ苦しい男子寮に舞い降りた女神・カズマに殴られ罵られても、マサジは今日もめげずにアタック★ だって仲良くなりたいんだもんv 努力の甲斐あってか(?)、カズマのツンツンオーラ半減、甘酸っぱいこの雰囲気はもしかして…!? 超健康優良児と超ツンデレ美青年&愉快な仲間たちが色々かます青春ラブコメ★

小説b−Boyに連載されていたショートコメディがやっと…! やっと一冊にまとまってくれました!
実は、たまに買う小bの一番の楽しみになっていた作品だっので(笑)、純粋に嬉しいです。そしてこうして一冊にまとまったものを読むと、雑誌の掲載時の息抜き的ショートとして読んでいたのとはまた違う味わいです。
表題作に「ギリギリ・ラヴァー」と「初恋単細胞」のショート、そして書き下ろし2編も加わった贅沢な一冊(笑)。

鬱陶しいくらいにおせっかいなマサジ(攻)は、とある地方の高校のボロっちい男子寮で濃ゆい寮生たちとワイワイやっている高校生。そこに帰国子女の転入生で超美形のカズマ(受)がやってきて、マサジは仲良くなろうアタックをかけまくる。でもクールなカズマは寄るなオーラ出しまくりで取り付く島もなし。
それでもめげずに猛アタックしているうち、ふたりの関係が微妙に変化していって!?

…という、基本はラブコメ、でもBLというよりはギャグマンガと言った方が正しいようなはっちゃけた内容です(笑)。
カバーイラストの通りもとのきっちりした絵はとてもきれいですが、ギャグになると衝撃のギャグ絵(少年漫画系の)になり、そのギャップときたらすごいです(笑)。私はそこにハマってしまいましたが、少年漫画のちょっと汚い系の逆絵が苦手な方はだめかもしれませんね。うん、少年漫画系ギャグのあのノリがダメな方は避けて下さい(笑)。

私は、実は色恋沙汰には鈍感なふたりがお互いに恋していることに気が付き始めるあたりがすごく好きで、ハイテンションなギャグに目が行きがちだけれども何だかんだ言ってこれしっかり青春ラブストーリーなんだなーと思いました。
ふたりの関係を疑うマサジの彼女・チヨの切れっぷりが凄すぎて(笑)、彼女の存在がふたりの関係を進展させるきっかけにもなっているというのにお腹がよじれます(笑)。いちばんおかしいシーンでした、ほんと!

一緒に収録されているショート2本も面白かったです^^
「ギリギリ・ラヴァー」は美形だけど極度のあがり症で未だ未経験な主人公が恋人と同棲することになり、恥ずかしい場面になる度に振りきれちゃって暴れてしまうという、恋人がフトコロの広い人でよかったね! なお話です(笑)。
「初恋単細胞」は、天然な校長先生に恋したギャル男くんがメガネな黒髪優等生に変身して頑張るお話(笑)。黒髪メガネにうっかり萌えてしまいました(笑)。

笑わせてくれるけれどもどの作品もキス以上の進展はなしのBL(というかエロ)要素は薄めの作品なので、ふつうにBLを求めて読むとちょっと違うかもしれません。
でもBL要素のあるギャグがお好きな方は愉しめると思います。
それにしても、オビの榎田尤利さんのオススメPOPの「トレスした」っていうのには大受けしてしまいました(笑)。こんなところにも笑わされるとは予想外でした!

「スタンレー・ホークの事件簿 仮面〜ペルソナ」 本仁戻

野生的な不良刑事スタンレー、その上司で 貴族的なロスフィールド警視、そして神秘 的な日本人精神科医ジン…。バージルシティを震撼させる連続殺人事件 を担当するスタンレー刑事は、やがて予想 もつかない恋の罠に堕ちてしまい―――。甘く危険な香りに包まれた3人の美しき男 が織り成す究極の耽美ロマンス。耽美小説の女王・山藍紫姫子の代表作を、BLコミックの鬼才・本仁戻が、オリジナ ル描きおろし作もプラスして、待望のコミ カライズ!!

待ってました!! 山藍紫姫子さんの人気作「スタンレー・ホーク」シリーズのコミカライズ版、やっと読めました〜! 雑誌は追ってなかったので、首を長〜くして待っておりました…!
実は、旧版の三作品「二重自我」に収録されていた描き下ろしショート漫画を読んで以来、本仁さんはイラストよりも漫画の方が好きなのです。なのでこのコミカライズ化はとても愉しみでした。

コミカライズされているのは、File:1の「仮面−ペルソナ−」。
アメリカの地方都市バージルシティで起きたゲイの男性ばかりを狙った連続猟奇殺人。不良刑事のスタンレーは持ち前の勘の良さで事件を追うが、そのうちに犯人として浮かび上がってきたのは美貌の上司ロスフィールド警視。ロスフィールドと、彼と緊密な関係にある警察の専属の精神科医ジンとの秘密とともに明かされる事件の真相とは―。

…と、原作に忠実な内容です。何より絵が上手い! そしてずっとこの作品のイラストを担当されているだけあって、作品の雰囲気はもちろんキャラを知り尽くしているのがさすがですね。
タフで野生的なスタンレー、高貴な美しさを湛えたロスフィールド、ミステリアスなジン…。
本仁さんは、人気の高かったジンでもロスフィールドでもなくスタンレーが大のお気に入りだそうで、この作品でもスタンレーへの愛情がこもっていて、同じくスタンレー好き(少数派??)の私には嬉しかったです^^原作よりちょい男前な気もしなくもないですが(笑)、かっこいいからいいのです。
このお話、ロスフィールドとジンだけで完結するものだったならいつもの耽美な山藍さんワールドですが、そこにスタンレーという一見彼らには馴染まないようなキャラが入ってくることで「アメリカ」的なクールさが加わっている気がします。だから、本仁さんのスタイリッシュな絵がぴたりと合ってくるのだと。
耽美な中にもハードさやクールさのある読み応えです。
因みにロスフィールドが豹変する場面が、さすが漫画だと劇的でいちばん迫力ありました。

ただ、所々急な展開な部分もあるので原作とセットで読んだ方がより愉しめるかもしれません。もちろん未読の方でも大丈夫な内容です。

書き下ろしの「恋のカウンセリング」は本仁さんのオリジナル、というかある意味パロディ?(笑)
本編の後、ロスフィールドを巡ってスタンレーとジンが火花を散らすギャグテイストなショートです。ロスフィールドの思考回路のおかしさにも笑いますが、それより何よりスタンレーとジンの対決が…(笑)。ガッ○ャマン、若い方には?なところかもしれませんが(かくいう私もリアルタイムでは見てなかったり;)、原作者の山藍さんはご自身のペンネームをベ○ク・○ッツェから採ったというくらいこの作品がお好きで、同人誌も何冊か書かれています。そのことを踏まえて読むとこれ、本仁さんの「スタンレー・ホーク」シリーズと山藍さんへの愛に溢れた内容ではないですか(笑)。いやぶっ飛びすぎてますけれど(笑)。
原作では絶対見られないはっちゃけた内容にお腹を抱えて笑いました!

詠み終えて思ったのは、主要三人以外のキャラももっと見たい! ということ。
というか「月光浴−ルナティック−」以降のエピソードも出してほしいです! 「スタンレー・ホーク」シリーズは始まったばかりで本番はまだまだこれから! ですからね。この一冊で止めてしまうのは惜しいですし、本仁さんのクオリティの高さでこのシリーズを読める贅沢をこの先も味わいたいものです…!
小説の新装版も順調に刊行されていますし、コミカライズ版も是っっ非、続きを出してほしいです…!

「スタンレー・ホーク」シリーズ
 ・「スタンレー・ホークの事件簿 I 仮面―ペルソナ」
 ・「スタンレー・ホークの事件簿 供ヽ詁―アンビヴァレンツ」
 ・「スタンレー・ホークの事件簿 掘‘鷭甜我―ドッペルイッヒ」
 ・「スタンレー・ホークの事件簿 検〔夙魁愁螢肇螢咼紂璽轡腑鵝
 ・「スタンレー・ホークの事件簿 仮面〜ペルソナ」(コミカライズ版)

「あなたのためならどこまでも」 中村明日美子

 堅物メガネ美人刑事・高千穂巧は、一年間追い続けたイケメンたらし犯・七海洋一をついに離島で逮捕した!このまま手錠に繋いで本庁に連行するはずが、なぜか「蜜月旅行(ハネムーン)」(七海談)になっちゃって!?大幅描き下ろし★ちょ〜受難BLラブコメ決定版!!!犯人×刑事。ぶらり離島逮捕の旅。

中村明日美子ファンの夫(笑)から、「最後まで読み通すのムリだった。よければどうぞ」と引き継いだ本(笑)。おもいっきりBLな内容がショックだった模様。オトメですからね〜ヤツは。
ってか、いったいこれをどうやって入手した? と気になってヒヤヒヤ聞いてみると、アマ○ンで買ったと返されて何だか安心(笑・レビューに惹かれたらしい)。リアル書店のBLコーナーを物色していたらどうしようかと思いました。。
いやそれより腐っていることは公言していないのにこれを勧めてきたことを気にするべきなのか。…まぁ、自室のみならず今やリビングにもBL本山積み状態ですからね…。時々雪崩も起こっているし。これで気付かれないほうがおかしいのか;
…と、夫にビミョーに腐っていることを悟られていることに今更気付きつつ(汗)、久々にBL漫画、読みました。
因みに私は明日美子さんファンではありません。ことBLになると、あの独特の爬虫類っぽい絵は苦手な方にカテゴライズされてしまいます。夫は大好きらしい(ってどうよ)美少年とか寄宿舎とかのワードも、萌に引っかかってこなくなって久しいのでこの人の話題作にも食指は伸びませんでした。嫌いじゃないんですけどね。何というか私の求めている萌えではない、のかな。
で、なんか勝手に「中村明日美子=耽美」というイメージが出来上がってしまってして、だからまさかこんな徹頭徹尾あほエロな作品を描いているとは思いませんでした。そしてあの絵柄がコミカルな作風にすごく合っているのにもびっくり。センスが卓越している気がします。

「あなたのためならどこまでも」
 ★★★☆☆
堅物な刑事・高千穂(受)は一年の間追い続けた結婚詐欺師・七海(攻)を(何故か)離島で逮捕しますが、離島なだけにフェリーの本数は少ないわ来たと思えば乗り逃すわでなかなか本庁に連行できず、いつの間にやら七海の勢いに流されて蜜月旅行に様変わりしてしまう、というストーリーで、エピソードごとのオチが可笑しい(笑)。
でもお話そのものよりも、本筋とは関係のない、だいだらぼっちとかキンケシとかオ○ー・オ○ボーンとかひそひそ話をしているおばちゃんなどなど、随所に散りばめられた小ネタの方が笑えました。
でもラストはシリアスで、コミカルな部分とのバランスが絶妙。

「マジカル執事」
 ★★★☆☆
タイトル通りの執事モノですが、…なんと執事受けです…! このショートがいちばん変態チックでした(笑)。執事受けバンザイ!!

「のんのん」
 ★★★★☆
仲のいい高校生男子ふたりがあるきっかけでお互いを意識し始めるお話で、ふたりの青春しているお年頃らしい初々しさが可愛いです。私はこれがいちばん好き。
花嫁者には興味が無いのであんまりピンとこなかったんですが(汗)、体操着の上にウェディングドレスっていうのは、素肌に着るよりマニアックだなと(笑)。

…と、それぞれに面白かったです。
でも、萌えたかと言われるとやっぱり違うのかなぁと。。
明日美子さんは、BLよりも一般作品の方が愉しめるかもしれない。

後日、これを持ってきた夫がどうだった〜? と聞くので「内容よりもだいだらぼっちとかオ○ボーンとかの明日美子ワールドに惹かれた」と返したら、
「だよな! 俺もオ○ボーンに吹いた」。
…しっかり読んでるじゃねぇか。
もしかして私は鎌をけられたのだろうか…。
そして乙女男児とばかり思っていた夫が実は腐男子なのかもということに気が付いて、喜んでいいのかどうなのかちょっと困惑気味のこの頃です。。

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